ハイドロキノン、トレチノイン、モメタゾンフランカルボン酸エステルの3つの有効成分が配合のシミやニキビ、ニキビ跡、シワなどに効果のある外用薬です。

ユークロマプラスの効果・特徴はシミとシワ同時に対応できることで、ハイドロキノンとトレチノインは特に有名な成分でもあります。

ハイドロキノンの働きは、シミの原因となるメラニン色素を作らせないようにすることです。メラノサイトという細胞でメラニンが作られるのですが、それにはチロシナーゼという酵素が関係してきます。
ハイドロキノンは、チロシナーゼ酵素を阻害することで、メラニン色素の生産を抑制するのです。さらに、ハイドロキノンはメラノサイトに対して毒性があり、メラノサイトの自体を減らす効果もあります。

トレチノインは別名「ビタミンA誘導体」です。
ビタミンAを誘導体とすることで浸透力や活性を高くなる特徴があります。
トレチノインは肌のターンオーバーを促す効果があり、それによりメラニン色素を肌から非出しやすくさせるのです。
ターンオーバーが促されることで、角栓が除去されやすくなりニキビにも効果があります。また、皮脂腺の働きを抑制するので皮脂が過剰に分泌されることを防ぐこともメリットの一つです。
トレチノインには他にも効果があり、コラーゲンやヒアルロン酸の分泌を促し、シワにも効果があります。

ハイドロキノン2％w / w

トレチノイン0.025％w / w

フロ酸モメタゾン0.1％w / w

クリームベースq.s.

1日1回、気になるところへ塗布してください。

洗顔後保湿を行った肌へ塗布し、傷、眼、唇、小鼻、粘膜を避けてご使用ください。
この外用薬を使用すると肌が乾燥しやすくなるので、塗布後乾いたら再び保湿を行ってください。
かぶれ、痒み、炎症等肌の異常を感じたら使用を止め、医師に相談してください。

皮膚がヒリヒリしたり、皮がむけるということがあります。
副作用があらわれたら、使用を中断すると症状は落ち着いてきます。
綿棒を使用することで、気になる部分にだけ塗布でき、副作用の範囲が広がらないようできます。
ご使用前に腕などで24時間のパッチテストを行うことをお勧めします。

使用中は肌が敏感になるので塗布した後に紫外線に当たらないようにすることです。
そのため塗布は夜に行う方が良いです。
また、有効成分も光や熱に弱いため、冷蔵庫で保管することが望ましく開封後は1か月以内に使い切るようにしてください。
ユークロマプラスの効果は6週間ほどで感じられるとされていますが、使用は3か月ごとに2週間休止してください。